ペルシャ猫を誰も知らない。を観た。
今日観た映画。
『ペルシャ猫を誰も知らない。』
イランの首都テヘランでバンドをやってる若者を描いた作品。
ペルシャ猫、とはイランの若者のこと。
西洋文化を制限しているイランでは、伝統音楽以外のコンサートを行うには許可が必要。
そんななか、逮捕されたりを繰り返して自分たちの活動を行う登場人物たち。
実際のイランのミュージシャンが出演(無許可)してて、演奏シーンは響くものがあった。
演奏に合わせた、イランの日常、現実がまた良かった。個人的には隣の子供にしょっちゅう通報されてるバンドの曲よかったな。
抑圧された、或いは閉塞感漂う社会でこそロックとかパンクは蠢き、噴出し出すと思う。
と、ここまで言ってなんだけど、政府側の強い規制、伝統を守りたい理由とかも描いて欲しかった。イスラム文化の基本くらい、教養の範囲内内と言われればそうだけど…。
映画内では、完全にアーティスト視点で、いわゆるロックがわからんのは堅物みたいな扱いだったけど、西欧文化による文化侵略?から伝統を守るためにはここまでやらなきゃいけないのかなとも個人的に思いながら観てた。